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【検証】和紙布kamiを敷いて育てたトマトは栄養価が高くなる!?

KURASIKUの和紙布「kami」は、和紙が本来もっているさまざまな機能性をもち合わせています。そのひとつ、優れた生分解性と、その土を有機土に変えるという魔法のような特性について、今夏も当社でトマト栽培をした結果とともにお伝えします。

多くの方にご購入いただいている和紙布「kami」ですが、製造過程で少しキズがついてしまったハギレを使って、今夏、社内でトマトを栽培してみました!

100%土に還る優れた生分解性をもっているこの和紙布で、今回は育ったトマトの栄養価や美味しさまで、しっかり検証してみたいと思います。

【1日目】比較する2つのプランターを用意

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まずはよくある培養土にトマトの苗を植えたものを2つ用意。

左のプランターにだけ、30㎝×50㎝の和紙布「kami」のハギレを敷きます。さらに、和紙布の場合は少し布の上に土をかぶせておきます。

日当たりの良い本社玄関に置き、毎日お水をあげていざ検証開始!

【1週間】どんどん成長中!今のところ差はなし

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(左側)和紙布「kami」を敷いたプランター (右側)何も敷いていないプランター

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和紙はまだ分解されていない開始当初と同じ状態に見えます。

トマトの成長の差もあまりわかりません。トマトの実が少し実り始めています。

【2週目】まだまだ発育の差はみられません

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(左側)和紙布「kami」を敷いたプランター (右側)何も敷いていないプランター

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左のプランターだけ、土を少し払って中に仕込んである和紙布をのぞいてみました。

全体的に茶色く変色し始めていますが、まだ開始当初の布の形をしっかり残した状態です。

【3週目】発育に少し差が出てきたかも?

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どちらも緑色の実がいくつも実っています!!

和紙布を敷いたトマトのほうが茎がしっかりしていて、葉っぱも大きく、発育がいいように見えるような・・・

それにしても、トマトの実ってなかなか赤くならないものなんですね。待ち遠しいです。

【4週目】和紙がボロボロに。葉の色が濃い!?

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気がづいたら和紙布を敷いた左のトマトのほうが、葉っぱの色が濃く、数も多い気がします。

そろそろ和紙布が分解され始めたのかな、と予想しながら土を少し掘ってみると・・・

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和紙布が一気に分解しはじめてます!ボロボロです。

微生物バイオマス量を増加させる力をもっている和紙布が分解し始めた、ということは、いよいよ土が有機に変化していく、ということ。

今後の発育にもどんどん差がでてきそうで楽しみです!!

トマトの実はたくさん実っていて、あとは赤くなるのを待つだけです。

【5週目】トマトの実が赤く色づき始めた♡

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【6週目】和紙布がほぼ分解。実の数に違いが

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和紙を敷いたプランターの中をのぞくと、和紙布はほぼ分解。原型がなくなるくらい、ほとんと布が残っていません。

実のなり具合に大きく差が出ています。

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(写真左)和紙布を敷いたプランターは1房あたりトマトは15個 (写真右)通常のプランターは1房あたりトマトは9個

【8週目】1房目に次いで2房目も実の数が多い

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(写真左)和紙布を敷いたプランターは1房あたりトマトは11個 (写真右)通常のプランターは1房あたりトマトは9個

【収穫】いざ分析センターへ。驚きの結果は?

トマトの赤い色素のもととなっている「リコピン」は、強い抗酸化力を持っています。

リコピンがもたらす抗酸化作用は、アスタキサンチンやβカロチンよりも非常に強い働きがあり、癌や心疾患・血管疾患をも予防する効果があるのではないかといわれているほどの素晴らしい栄養素で、トマトならではの成分のひとつです。

このリコピン量を知るために分析試験に出してみました。

すると驚くべき結果が・・・!?

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↑↑↑和紙を敷いて育てたトマトのほうのリコピン量を測定したもの。100gあたり9.17㎎でした。

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↑↑↑和紙を敷かずに通常どおりの育て方をしたトマトのほうのリコピン量を測定したもの。100gあたり7.42㎎でした。

結果は、和紙を敷いて育てたトマトのほうが、そうでないトマトよりも、100gあたり1.75mg多くリコピンが含まれていたことがわかりました!

そこで気になったのが、そもそもトマトのリコピン値の標準はどれくらいの量なのだろうかということ。

調べてみると、100gあたり約4.2~8.5mgのようです。

まさに通常の育て方をしたトマトはこの平均的な数字に入っているので、和紙布の「9.12mg」という数字は大きく平均を上回る量で、一般的なトマトの約1.4倍だということが分かります。

【※個人の感想】美味しさも体感してみました

今度は味も調べてみようということで、他部署の社員に声がけをして2種類のトマトを食べてもらいました。

【KURAIKU事業部 野路さん】

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「え~?和紙で育てたトマトのほうが甘い!!。普通に育てたトマトのほうはよく知っている味ですね。こちらはトマトらしい酸味があります。」

【営業部 戸田さん】

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「和紙のほうは皮が柔らかくて甘くないですか?普通に育てたトマトは親しみやすいいつもの味。個人的には・・・う~ん、いつものトマトが好きかなあ(笑)」(まさかの回答・・・笑)

【総務部 佐藤部長】

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「和紙のほうはフルーティな甘みがあるかも。普通のほうは酸味があって、まあ慣れ親しんだ味かな。」

畑や家庭菜園にはビニールシートより和紙布

これまでは第三者機関によって約3カ月で分解されると検証されていた和紙布kamiですが、今回のプランターの大きさでは、なんと約1カ月で分解。

そしてトマトの実の数などの育ち方に変化がでて、より栄養価の高い野菜を育てられることが自分たちの手で検証することができました。

本来畑やベランダで育てる家庭菜園では、虫よけや雑草対策としてビニールシート(マルチシート)が使われることが多くありますが、もちろんこの和紙布もその機能を十分果たしてくれます。

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近年は自然分解するビニールシートも出ています。和紙布も同じように100%土壌分解されるだけではなく、さらに土を有機土に変えてくれるという魔法のような機能も備わっているのです。

私たちKURASIKUがカーテンや目隠しの布として皆さんにお届けしている、和紙布kami。経年劣化して汚れたり破れたりして使えなくなった時、また、引っ越し等で窓のサイズが合わなくなった時は、ぜひ野菜や植物の土の肥料として、ビニールシートの役割として使ってみてください。

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